トップページ > 記事閲覧
夢創
日時: 2004/09/11 18:27
名前: さまわら

プロローグ
ある日の事でした、あるわがままな神さまはこう言いました。
「私はすばらしい夢が見たい。広い草原に寝そべる夢だ。」
わがままな神様は自分のために夢を操る鍵(ムソウ)を作りました。
そして、神様は自分の召使の小人、7人一人づつに鍵を配りました。
「私の夢を作ってくれ。と言って。」
メンテ
Page: [1]

Re: 夢創 ( No.1 )
日時: 2004/09/11 18:28
名前: さまわら

第一話

ここは、日本。東京からさほど遠くはない場所だ。
(ジリリリリリ。。。。)
目覚まし時計が鳴り響く。

「おはようございます。7時のニュースです。」
いつものように硬い言葉から、始まったニュースを見ながらある青年は大きな欠伸をした。
真新しい制服の袖に腕を通し、忘れ物がないか確認しているところだった。

「母さん。じゃね、行ってきます。」

青年は自分の母の写真にデコピンをすると玄関を飛び出し、駅に走った。
「おーい、賢。賢〜。おぃおぃ!」
もう一人、青年が駅の向こうから走ってくる。こちらがわに手を振っているのだ。

「おいこら、賢。神保さーん!」
賢は無視をしている・・・いや、なにか考え事をしているのだ。

「・・・え、えぇ。あぁ。オハヨウ。秀。」
青年は弱弱しい声で答えた。
「おい、どうしたんだ、賢。飯でも抜いてきたか?」
賢は首を横に振り、さっき買ったばかりの新聞に目を通していた。
「どうせ言ったって信じてもらえないさ。大したことないんだ。ちょっと考え事をね。」
秀は賢をジロジロと見て自分は携帯をいぢりながら、言った。
「お前よぉ。俺は親友だぞ。今日から、高校生だから、もう友達はやめるって言うのかよ?」
再び、賢は首を横に振り、新聞を置いた。
賢と秀は、中学時代の親友であった。秀の本名は高山秀俊。同じテニス部であった。
今日は高校への初登校の日であった。
賢は、秀をいちべつすると、軽く秀の肩をなぐり、自分の方へ向かせた。

「神様に会った。」
賢は少し雲に覆われている、三月の太陽を見上げながら、真面目な口調で言った。
すると、秀は笑いをこらえながら、
「ほぉ。それで?」と少し、冷たく言った。

「それで、鍵をもらった。」
賢は、ポケットの中から、金色に光り輝き、だれもが振り向くようなまばゆさの古風な鍵を取り出した。
賢は自慢そうに秀に見せつけた。秀は不思議そうな顔をして、賢を見つめた。
「きれいだと思わないかい?最初は夢だと思ったよ。小人がいっぱい居て。。。」
賢がうれしそうに今日の出来事について話し始めたとき、秀は、賢の目の前で、手を振った。
そしてゴツゴツした手でピースをつくり、「これ何本?と聞いた。」
「2本だよ、どうしたんだい?秀?」
賢が不思議そうな顔で聞くと秀は即座に答えた。
「聞きたいのは、こっちだよ。さぁ、電車がそろそろ来る。」

・・・電車の中
賢には心の整理が必要だった。自分は神様に鍵をもらった。
だけど、秀には見えない。これは、現実なのかそれとも自分の想像なのか・・・
賢は自分のことを強くつねったが、「イタっ」と自分が小声をあげるだけだった。
そして、もう一度鍵を手に取った。やはり金色でまぶしいぐらい光っていた。
これだけ明るいとしっかり、目を開けていられないぐらいだと思ったが、だれもこの鍵を気にしていない。
本当に、自分だけしか見えないかも知れない。そう賢が思ったとき、電車は高校の前にある駅についた。
メンテ
Re: 夢創 ( No.2 )
日時: 2004/09/11 18:28
名前: さまわら

第二話

入学式だというのに、賢は全く集中できなかった。
鍵のことでもそうだが、何より周りで誰かが見張っているような、
不思議な気持ちになっていた。小さい人が校庭でヒョコヒョコ走っている。
賢も最初は用務員さんかと思っていたのだが、あまりに誰も気にかけない為
賢も不信に思い始めたのであった。それを和らげてくれる唯一の喜びは
親友の秀と同じクラスになった事だった・・・

入学式が終わり、賢と秀は駅に向かっていた。
「賢!見たかよ?あの子メチャクチャ可愛いよ。」
いつもなら、秀の話に飛び込む賢だったが、今日ばかりは一人にして欲しい気分
だった。賢は時計で時刻を確認してから小走りで駅に駆けていった。
「ゴメン、今日は疲れてるみたいだし、早く寝るよ。」
駅には数人の学生が電車を待っていた。ある者は時刻表を見て
ある学生は時計を見つめていたりと、至って普通の光景だった。
賢のポケットには、やはり鍵があった。まばゆく光る黄金の鍵が。
駅員のアナウンスの後、賢がいつも乗る電車がゆっくりとホームに入ってきた。
扉が開くのと同時に賢は電車に乗り込み空いていた席に陣取ると
すぐに、眠りについた。賢はいつも、こうしていた。

異変に気づいたのは5つ目の駅であった。というより5つめの駅に着くはずの時間だった。
賢が目を覚ますとそこには数人の小人が皆、退屈そうな顔で座っていた。
人間と同じように新聞を読み、パイプをくわえていた。
人間と違う点は身長の低さと異様に長いヒゲであった。
一番長い小人のヒゲは床について電車が揺れるたび、カサカサと音がなった。
また、賢の隣も小人が座っていて不信そうに賢の方を覗いていた。
学校に居た小人だと賢にはすぐわかった。
「あの・・・ここはどこでしょうか?」
賢は声がひっくり返ったが、気にせず聞いた。
小人はゆっくり、指を上げ(Next Stop 夢見)を指差した。
賢はかなり動揺していたが、自分の顔を自分の出せる限りの力で引っ張り夢ではない事
を確信し、またグタと横たわった。突然キィーという音と共に電車は駅に停車した。
すると、周りの小人はいっせいに飛び上がり、我先にと扉の方へ走った。
賢の隣に座っていた小人はいつのまにか賢の前に立ち、「さぁ、我々も」
と、賢の手をとり扉に走った。賢にはもうほぼ意識がなかった。
気づいた時には回りにこの世の物とは思えないような綺麗な妖精が飛び交い、
賢に微笑みを投げかけた。「あぁ、僕死んだんだ。」賢は心の中でつぶやいた。
メンテ
Re: 夢創 ( No.3 )
日時: 2004/09/11 18:32
名前: さまわら

ごめんなさい〜
いつも消えてしまって・・・
なにかとアイディアが浮かばないと書きたくない
体質なんですよ。あと、夢創の新企画で良い事を
思いついたので、今度STAFFルームに書きますね。

で、良ければこのままでお願いします。
もし手直しが必要でしたらレスをお願いします

ちなみにRの付くSTAFFは暇で暇でしょうがない
らしいですよwara
メンテ

Page: [1]

題名 スレッドをトップへソート
名前
E-Mail
URL
パスワード (記事メンテ時に使用)
コメント

   クッキー保存